私たちの周りにはたくさんの鉄鋼製品があります。建物や道路などの社会インフラの材料や自動車や家電製品などの耐久消費財をはじめ、身の回りの様々な場面に存在し、生活を支えています。
まず鉱山から採掘された鉄鋼石を還元・精錬し、圧延・熱処理・表面処理といった経過を経て、様々な特性や形状を持った鉄鋼製品が製造されます。
これらの製品が社会においてその役割を終え、使用済みとなることで鉄スクラップになります。次にスクラップ業者によってこの鉄スクラップが回収・加工され、再び鉄鋼製品の新たな原料になります。原料は鉄鋼メーカーへ納入され、再び建物や自動車といった鉄鋼製品が製造されます。
こうして無限にライフサイクルが繰り返されるのです。実際に90%を超える鉄スクラップが回収されていると言われています。
私たち與口銅鐵は、このライフサイクルの中で、役割を終えた鉄鋼材料を買取り、新たな鉄鋼製品の原料として甦らせるという非常に重要な役割を担っています。
リサイクルをすることで、天然資源である鉄鉱石の使用量を減らし、消費エネルギーと環境負荷を大きく減らすことができるのです。鉄鋼製品の原料として鉄スクラップを使用する場合、天然資源である鉄鉱石を使用する場合と比べて、消費エネルギーと環境負荷を大きく減らすことができます。CO2排出量で75%の削減になるといわれています。
目立ちはしませんが、陰ながら循環型社会の構築に貢献させていただいています。